三つの「気」をサポート
語学の習得には三つの「気」、すなわち「やる気」と「根気」と「暗記」が欠かせません。これらは自分一人では持続させるのは困難です。経験豊富な講師と一緒に英語の練習をしましょう。
本塾では、英語学習の中でも「母音」の発音指導に力を入れています。英語の母音は、日本語の母音とは音の出し方や響き方が大きく異なり、その違いを理解し正しく発音することが、英語らしい発音を習得する鍵です。特に、母音は音節の核となる重要な音であり、ここを正確に発音できれば、ネイティブスピーカーのような自然な発音に近づくことが可能です。
日本の学校教育では、子音の発音指導が中心となりがちですで、母音に特化した指導はほとんど行われていません。当塾では、この重要な「母音」に焦点を当て、具体的かつ実践的な指導を提供しています。
最初に、英語の母音がどのように作られるかを理論的に理解してもらうところから始めます。例えば、英語には日本語にはない「短母音」や「長母音」、さらには「二重母音」があり、それぞれ舌や唇の位置、口の開き方に違いがあります。これらを図や動画を用いて視覚的に学び、音の違いを耳で確認する練習を行います。
次に、発音練習では、具体的な単語やフレーズを通じて、正しい母音を意識しながら発声する練習を徹底します。一人ひとりの発音を丁寧にチェックし、必要に応じて発音矯正を行います。また、ネイティブスピーカーの音声を使ったリスニング教材を用い、生徒が音を真似る「シャドーイング」練習を通じて、母音の発音を体に染み込ませる指導を行います。
さらに、母音の違いを意識させるために、同音異義語や似た発音の単語を使ったレッスンも取り入れています。これにより、生徒は英語の音に対する感覚を磨き、実際の会話でも正確に聞き取り、伝える力を養います。
「英語の音を習得」し、生徒が自信を持って英語を話せるよう全力でサポートします。音から始まる英語学習を、一緒に楽しみましょう!
授業の特徴として挙げられることの一つは、音素学的発音記号を用いて音声指導を行うことです。日本国内では一般的に(教科書でも) Jones 式応用の米英併記方式で音声指導を行うのが普通です。しかし半音声学的な Jones 式は日本人には複雑すぎるという観点から英語の音声を音素学的に分類し、表記した音素学的発音記号を採用しました。
音素学的発音記号の研究と運用については以下の2冊を使い、強形と弱形に注意しながら表記するようにしています。説明の後に基本母音と二重母音を舌の位置、唇の形、口腔の大きさから分類した表を載せました。それに続く「母音記号と発音表記例」は[ 基本語彙辞事典 ](中京出版)からそのまま引用したものです。
研究と運用に際して用いる文献
1.PRONOUNCING CICTIONARY OF AMERICAN ENGLISH
BY JOHN SAMUEL KENYON, Ph.D
AND THOMAS ALBERT KNOTT, Ph.D
MERRIAM-WEBSTER
2.英語 基本語彙辞事典
上田明子、北村宗彬、隈部直光、森住衛、若林俊輔
中京出版(1983年)